意外と知らない俳句の歴史
意味 周囲の岩々にしみ入っていく蝉の声が、山寺の閑さを一層深めている。心は静かに澄みゆくばかりである。 季語は「蝉の 短歌においても、発句、俳句においても、音の響きがもたらす効果は大きいんです。 崖を巡り岩を這て仏閣を拝し佳景寂寞として心澄みゆくのみ覚ゆ 閑さや岩に とり合(二句一章・配合・二物衝撃) 「発句はとり合物也(あわせものなり)。 二つとり合わせて、よくとりはやすを上手と云うなり。 」 発句(俳句)というものは、取り合わせによってつくるものです。 出あった以上の新しい世界をつくる。 それ